2020/05/30 13:37

この度はmuzokaのショップページをご覧いただき、ありがとうございます。

今回、muzokaというブランドが誕生するまでの経緯をお話したいと思います。

書道家である私の母「山本春光」が書道作品を個展にて発表しておりました。それまでは紙に筆で文字を書いたり、木の板や石・革などに色を付けた文字を書いたりしていたのですが、突如、電動ノコギリを購入し、木の板を文字の形に切り出し磨いて、浮いたように装丁する『天空書』というものを作りだしました。

↓こちらが『天空書』

最初は、様々な木で作っていたのですが、ついに母は屋久杉と巡り逢ったのです。
その木目の美しさや輝きに、娘の私も感動しました。生命力を感じる木目に温かみのある色。なんだかパワーが溢れてきます。
母が作った作品の端材を譲り受け、何か出来ないものかを思案しました。この樹齢1000年以上の特別天然記念物である屋久杉を捨ててしまうのは、勿体無いという思いと、たくさんの人とこの美しさを共有したいという思いがあったからです。
最初はランダムな形を磨いただけのものにボールチェーンを付けて『はしっこちゃん』というネーミングで、母の個展の際に置いてもらいました。


すると来場者の方々から好評で、「これでアクセサリーは作れないかしら?」「これをヘアゴムにしたらいいんじゃない?」など様々なご提案をいただきました。私も次々とアイデアが浮かび、ついにはブランドを立ち上げてみよう!ということに至った次第です。
muzokaの誕生です。
当初のコンセプトは、シンプルでアンティーク風なものを目指していたのですが、作っていくうちに屋久杉はゴールドやシルバーとも相性が良いことや、パールなどエレガント系にも合うことが分かり、徐々にビーズの種類も増えていきました。作るものもピアス、イヤリングなどから種類が増え、生活のなかに身近にあるものを色々と作り出しています。まだまだ頭の中はアイデアでいっぱいなので、これからもどんどん作品を生み出していきたいと思っております。

長いお話でしたが、muzoka誕生までの経緯を書かせていただきました。
これからもご愛顧の程、よろしくお願い申し上げます。


muzoka製作者  山村カオリ

山本春光『天空書』WEB
http://www.art-shunkou.com/